メールのCTA（Call to Action）は、メールキャンペーンの効果に驚くほど大きな影響を与えることがあります。コンテンツがどれほど優れていても、この数語がメールのパフォーマンスを左右する可能性があります。
メールのコールトゥアクション（CTA）の何がそれほど強力なのか、そしてターゲットオーディエンスに効果的なCTAをどのように作成すればよいのでしょうか。これらの質問にお答えするため、100以上のメールCTAのアイデアを収集し、実際の優れたコールトゥアクションの事例を厳選し、この短いテキストを効果的なコンバージョン促進要素に変える7つの実証済みベストプラクティスをご紹介いたします。
CTAのクリック率を高める要素を確認し、メールキャンペーンの新しいアイデアを得るために、ぜひお読みください。
目次
メールのコールトゥアクション基礎講座
メールマーケティングが初めての方のために、基本的なことからご説明いたします。メールマーケティングにおけるCTAとは何でしょうか？
メールのコールトゥアクション（CTA）とは、記事を読んだり商品を購入したりするなど、ユーザーにアクションを促すテキストやボタンのことです。
この記事では、CTAで促したいあらゆるアクションを次のように呼びます コンバージョンつまり、この文脈において、CTAはメールキャンペーンの目標を達成するためのコンバージョン促進要素であり、ウェブサイトのトラフィック増加や製品バンドルの販売促進などに役立ちます。
優れたコールトゥアクションの5つの特徴
優れたコールトゥアクションとは何でしょうか？効果的なCTAの条件は以下の通りです：
アクション重視
CTAという名称から明らかなように、CTAは 行動を促すボタン。つまり 必須 アクションを促す動詞を含め、購読者に何をすべきかを明確に伝えましょう。
効果的なCTAには、次のようなアクション動詞が含まれます 購入する, 学ぶ, 読む, 詳細を見る, ダウンロードなど。これらの言葉は、読者が次に取るべきステップを明確にします。
短い
メールのコールトゥアクションでは、オファーに関するすべての細かい詳細を提供する必要はありません。 件名 メール本文でサブスクライバーが知る必要のあるすべての情報を伝えます。短く要点を押さえた行動喚起により、読者の注意を引き、望ましいアクションへと導くことが容易になります。
簡潔
優れたCTAは、明確で簡潔です。短くても包括的な内容を伝えます。
たとえば、購読者に「ウェブサイトを訪問する」と呼びかける代わりに、簡潔なCTAで「新コレクションを10%オフで閲覧する」と提案します。
独特
理想的には、CTAはボタン内に配置する必要があります。これにより、見逃したり（または無視したり）することはほぼ不可能になります強いコントラストカラーを使用した、目を引くCTAボタンを配置してください。
CTAのテキストを最適化するとともに、目立つデザインで視認性を高め、パフォーマンスを強化することをご検討ください。
説得力のある
最後に、コンバージョンにつながるCTAは魅力的である必要があります。効果的なCTAの特徴は以下の通りです。
- It evokes an emotional response.
- It creates a sense of urgency.
- It focuses on the benefits of an offer.
- It appeals to the user’s self-interest.
メールキャンペーンでプレゼント企画を宣伝する場合を考えてみましょう。「ギフトを獲得」と「プレゼント企画に参加」では、どちらのCTAがより簡潔でしょうか？最初の例は短く魅力的で、ユーザーがアクションを起こすべき理由が明確です。2番目の例は重く、コンテストに参加するメリットが示されていません。
メールで試すべき103のCTA
以下は、メールキャンペーンでお試しいただける103のメールマーケティングCTAの例です。そのままご使用いただくか、お客様向けに創造的で具体的なCTAを構築するためのテンプレートとしてご活用ください。
ニュースレターCTA
これらは ニュースレター ウェブサイト、ソーシャルメディアアカウント、その他の場所でコンテンツを読んで（または視聴して）もらうために、購読者を引き付けるコールトゥアクションの例です。
- Discover how….
- Read about…
- Learn more
- Find out more
- Find out how…
- Read on to master…
- Read the full story
- Keep reading
- Show me how…
- Uncover…
- Learn why…
- How it works
- See more news
- Dive in
- Get the full recipe
- Download your copy
- Discover recent trends
- Watch now
- See what’s new
- Take me to…
- Explore more ideas
セールスCTA
これらのCTAの例は、プロモーションメールキャンペーン向けにコンバージョンを促すコールトゥアクションボタンを作成するためのインスピレーションとなります（特に B2Cマーケティング).
- Buy now for…
- Shop now
- Activate your discount code
- Explore new styles
- Shop sale
- Order now
- Order [product name]
- Get [product name]
- Add to cart
- Shop what’s new
- Shop new arrivals
- Shop new collection
- Try it out
- Try [product name]
- Pre-order now - [price]
- Shop bundle
- Get men’s/Get women’s
カート放棄のCTA
カゴ落ちメール 消費者にとって、ウェブサイトに戻って購入を完了するよう促す親しみやすいリマインダーであるべきです。すでに御社の製品に関心を示している方々から売上を促進する方が容易ですが、それでも強力なCTAが必要です。
- Keep shopping
- Take another look
- Use your discount
- Return to cart
- View my cart
- Finish checkout
- Continue to checkout
- Complete my order
- Take me to my order
- Resume your order
- Seal the deal
- Reveal new price
- Check out with 15% off
- Checkout now
- Activate free shipping
リピート購入CTA
リピート購入を促進し、既存顧客との強固な関係を構築するために、補充メール、アップセル、クロスセルをご活用ください。簡潔なCTAを使用して 購入後メール 顧客に再度ご購入いただけるよう促します。
- Buy again
- Get some more
- Reorder now
- Upgrade now
- Top up
- Restock now
シーズナルCTA
その間 休暇、あなたの競合他社は顧客の注目を集めるために最善を尽くしています。魅力的なオファーを作成するには、強力なCTAが必要です。季節のメールキャンペーンのCTAには、通常「ギフト」「割引」「セール」「お得情報」といった言葉が含まれます。ぜひご確認ください：
- Shop gift guide
- Grab offer now
- Claim your coupon
- Buy 15% off before Dec 25
- Explore discounted offers
- Get [Product name] 30% off
- Get my gift
- Shop final sale
- Shop the limited editions
- Shop holiday deals
- Shop holiday sale
- Shop express gifts
- Shop now and save
- Shop gift cards
- Start gifting
- Redeem your offer
- Browse Father’s Day offers
- Get mom a [Product name]
- Save $15
- Give an e-gift
- Get it by Christmas
- Apply discount
SaaS CTA
SaaSのメールキャンペーンは大きく異なります eコマースメールしたがって、SaaS の CTA には特に注意を払う必要があります。
- Yes, I’m interested
- Enroll for free
- Sign up for free
- Start a free trial
- Get ready now
- Save 50% on subscription
- Join now
- Request demo
- Book a call
- Explore features
- See [Product or Feature] in action
顧客フィードバックを収集するためのCTA
メールマーケティングを使用して顧客フィードバックを収集する場合は、質問に回答する時間を取っていただけるよう促す強力なCTAが必要です。この場合によく使用されるCTAの例をいくつかご紹介いたします。
- Take the survey
- Share your opinion
- Share your thoughts
- Tell us what you think
- Tell us how much you like it
- Help us improve
- Leave a review
- Write a review
- Vote now and earn $10
- Begin 1-minute survey
- Rate [Company name]
メールの行動喚起（CTA）の優れた事例12選
SaaSおよびEコマースブランドによる優れたメールコールトゥアクションの例をいくつかご覧いただき、メールマーケティング戦略のヒントにしてください。
最寄りの店舗を探す
71% お客様は初回購入を実店舗で行うことを好みます。そのため、国際的なアパレルブランドであるCOSは、オンライン販売を促進するだけでなく、お客様に店舗での購入を促すためにもメールマーケティングキャンペーンを実施しています。
「最寄りの店舗を探す」というCTAは、ブランドの実店舗へお客様の注目を集め、小売売上の向上につながります。
2. 「歩かずに…走りましょう」
奇妙に聞こえますね。なぜこの例を選んだのでしょうか？
この正確な表現は他のキャンペーンには適用できませんが、真に創造的なCTAボタンの明確な例となっています。このコールトゥアクションは遊び心があり興味をそそるもので、購読者にクリックしたいと思わせます。最も重要なのは、キャンペーンのトピックに非常に関連性が高く、ターゲットオーディエンスの心に響くということです。
処方スキンケア製品をご覧ください
NurxによるこちらのCTAの例は、今後のコンテンツプロモーションキャンペーンの参考になるでしょう。CTAは短く保つことをお勧めしますが、場合によっては長めのテキストにすることが適切な場合もあります（例：背景情報を含める場合）。
「詳細を見る」というCTAの代わりに、Nurxは読者に適切な期待値を設定する、より具体的な表現を選択しました。
違いを体感してください
TheraOneは、シンプルな「今すぐ注文」ではなく、より創造的なCTAを選択しました。このCTAは、具体的な結果を約束することで、ユーザーにTheraOneのスキンケア製品を試すよう促しています。
今すぐ受け取る
カート放棄メールはEコマースにとって基本中の基本です。しかし、効果を上げるには、メールコンテンツとCTAに細心の注意を払う必要があります。
カート放棄者を取り戻すために、AYRはミニマリストなコピーと短くも力強いCTAを使用しています。多くの場合、車輪を再発明する必要はありません。シンプルに保つことで十分なのです。
「最終時間でお買い物を」
優れたCTAは緊急性を生み出すべきだと前述したことを覚えていらっしゃいますか?これがその例です。
セールの残り時間がわずか数時間であることを伝えると同時に、EtsyはCTAでもそれを強調しています。このCTAは、以前に割引商品を閲覧していたものの、まだ購入に至っていない顧客のコンバージョンに特に効果的である可能性があります。
完全なレシピを見る
コンテンツプロモーションキャンペーンは、すべてのメールタイプの中で最もクリック率（CTR）が低くなっています。ニュースレターからのクリック数を増やすには、強力なCTAを使用することをお勧めします。
ビタミックスは週次キャンペーンで、今週のレシピの予告を提供し、その後、読者に完全なレシピを見るよう促すメールCTAを配置しています。これは完璧な組み合わせです メールコピー コンテンツへの関心を高め、クリックを促したい場合は、CTAを追加してください。
「無料？登録します！」
Dovetailは、ブログコンテンツ、オフラインイベント、ウェビナーのプロモーションにメールマーケティングを活用しています。次のキャンペーンでは、シンプルでありながら力強い言葉を含むCTAが特徴です：「無料？申し込みます！」
CTAに「無料」という言葉を使用することで、Dovetailは無料のものを好む人々の心理に訴えかけています。感嘆符がコピーに感情と興奮を加えています。
コーディングのメリットをご確認ください
こちらは、「短く簡潔な」CTAを含まない、もう1つのコンテンツプロモーションキャンペーンです。
このメールのコールトゥアクションは、子どもたちがプログラミングを学ぶべきかどうか、またその理由についてまだ確信が持てない保護者の方々に語りかけています。
席を確保する
以下のCTAのテキスト自体に特別なことはありませんが、その配置には注意を払うべきです。
Shopifyは、今後のウェビナーを宣伝するために長いテキストを用意しています。メールの最後にCTAを配置した場合、多くの人がその地点まで到達しない可能性があります。そのため、ファーストビューの範囲内に追加のCTAボタンを含めています。
人生を変える。今すぐ寄付する
アメリカン航空は、COVID-19パンデミックと戦うための資金調達のため、アメリカ赤十字社と提携しました。人々に寄付を促すため、強力なCTAが必要でした。実際のコールトゥアクションと並んで、同社は寄付による主要なメリット、つまり影響を与えることができるという点を強調しました。
「お花を送る」
Hawthorneのメールマーケティングチームは、「今すぐ購入」や「15%オフで注文」のような一般的なCTAを使用することもできましたが、ターゲットアクションに焦点を当てたCTAを選択しました。
顧客は通常、何かを購入したいのではなく、特定の目標を達成したいと考えています。この場合、目標は花を贈り、大切な人を喜ばせることです。Hawthorneはこのことをこのコールトゥアクションで強調しました。
メールパフォーマンスを損なう4つのCTAの間違い
それでは、キャンペーンのパフォーマンスを低下させるCTAについてお話しいたします。
複数のCTA
複数のCTAを使用することは、ユーザーがアクションを取らなくなる最も確実な方法です。以下は、避けるべき悪い例です。
CTAボタンなし
CTAを含まないメールは、CTAを含むメールと同等の効果を発揮することはできません。
実際のコールトゥアクションは一切ありません
CTAボタンに含めるメッセージは重要です。行動を促す動詞を使用しない場合、ユーザーに対して何の指示も与えていないことになります。
配置が間違っています
メールの最後に小さく追加されたCTAは、見落とされる可能性が高くなります。
メールCTAのベストプラクティス7選
この記事では、多くのコールトゥアクションメールと事例をご覧いただきました。次に、これらのCTAを強力なコンバージョンツールへと発展させる方法をご紹介いたします。
1. メールごとに1つのCTAに絞る
メールコピーに含めるCTAの種類が多いほど、購読者は望ましいアクションから遠ざかってしまいます。オーディエンスを特定のアクションに集中させるために、メールごとに1つ、または最大2つのCTAをご使用ください。
セカンダリCTAは、関連するアクション(同じカテゴリ内の異なる種類の製品を見る、別のユーザーの声を読むなど)に使用できますが、メールデザインにおいて明確な区別を設けることをお勧めします。
このルールは、メールコンテンツが長いために重複したCTAを含める必要がある場合には適用されません。
2. 関連性を保つ
クリック率100%を達成する非常に魅力的なCTAを作成できるかもしれません。しかし、ランディングページがCTAで約束された内容と関連性がない場合、何の成果も得られません。
CTAを遷移先に関連性のあるものにしてください。また、遷移先のページに同様のテキストやCTAを含めることをお勧めします。これにより、訪問者が適切なページに到着したことを示すシグナルとなります。
3. 配置に注意してください
CTAボタンは、メールレイアウトの中で最も目立つ要素にする必要があります。
メールにCTAを配置する最適な場所 できるだけ上部に配置してください。そうすることで、購読者が見逃すことはありません。
長いメールコピーを作成しましたか？ファーストビューにCTAを追加することをお勧めします。
4. 異議を解消する
魅力的なCTAコピーを作成する際は、お客様がクリックすることに対して抱く可能性のある懸念について考えてみてください。CTAのテキストでそれらの懸念に対処するようにしましょう。このアプローチの最も一般的な例としては、「無料で登録する」や「1分間のアンケートに答える」などがあります。
5. 具体的にしましょう
「セールを見る」や「今すぐ注文」のような一般的なCTAを過小評価すべきではありませんが、それ以上に創造的になれる場合は、ぜひそうしてください。
CTAはオファーまたはターゲットオーディエンスに特化した内容にしてください。クリックすることのメリットを強調し、顧客の課題に対処するか、CTA テキスト内に製品名を使用してください。
6. パワーワードを使用する
パワーワードとは、読者から心理的な反応を引き出す言葉です。これらの言葉をCTAコピーに含めるだけで、コンバージョン率を向上させることができます。
パワーワードの例にはどのようなものがありますか？数百種類ございます。最もよく使用されるパワーワードは以下の通りです：
- Free
- Sale
- Limited-time
- Special
- New
- Challenge
- Expert
- Hurry
- Tips
- Hacks
7. CTAをA/Bテストする
コールトゥアクションのコピーのテストを決して止めないでください。その方法をご紹介いたします：
- Create a hypothesis: Do you think “Send Flowers” will drive more clicks than “Order Now”? Before you prove it, this is your hypothesis. It’s time to check with an A/B test.
- Create two identical versions of emails and include different CTAs: You should test one variable at a time. When A/B testing CTAs, don’t alter email copy or audience segments.
- Evaluate the results, repeat: There are so many things you have to test — from button color and placement to wording and size.
一人称と二人称の言語（「無料の食事を手に入れよう」vs「無料の食事を手に入れてください」）や、CTAメールボタンの色などをテストすることができます。
Brevoでは、あらゆる変数をA/Bテストし、テスト結果に関する有益なレポートを取得いただけます。プラットフォームは、選択されたオーディエンスサンプルに対して2つのバージョンのキャンペーンを実行し、勝者となるメールバージョンを特定いたします。また、テスト対象のメールのパフォーマンスを並べて比較することも可能です。
コンバージョンにつながるCTAメールを作成する
Brevo の Marketing Platform は、使いやすいドラッグ&ドロップテンプレートで魅力的なメールデザインを作成するための鍵となります。ブランド要素をインポートし、CTAボタンを配置して、ウェブサイトへのトラフィックを促進しましょう。